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マイクロポップ(水戸)と「三月の五日間」

5月2日にイムズでチェルフィッチュの「三月の五日間」なる芝居を観た。
見ながら途中で思い出したのは水戸芸術館で見た「マイクロポップ」展だった。

どちらも日常生活の何でもなさそうなことをモチーフに作品が紡ぎ上げられて行く。

「マイクロポップ」では、走り書きや映像を多用し、「日常」「さりげなさ」、個人の記憶や体験をベースにしている印象があった。しかしテーマの掲げかたそのものは「大きな物語」を気にしているようなカンジがぬぐえない。

「三月・・」の、渋谷のワカモノ界隈では当たり前なのであろう会話を多用した構成、そのなかに歴史とか政治のニオイを若干つけておく、という手法はやはり演劇業界の「大きな物語」性を感じずにはいられない。

うーん。

つまり、作る人として、どっちをしたいのかな?って。

個人の体験なんすよ、だから、イイじゃないすか、イマドキはこんなふうで、でもそのなかに真実もあるんすよ。デカイ、めんどうな話はイイんですよ、もう、、、、、と言いつつも、本当は何かヤラカシたい。
のかな?

何やっても、ああそれね、って言われるくらいなら、叱られない程度には、ギョーカイのルールは押さえておいて・・・

うーん。うーん。

マイクロポップ展を見る前に、企画者である松井さんの講演を聴くのを避けた。チェルフィッチュのほうも、終演後のトークを避けた。
だから、それぞれの作り手が本当に言いたいことを聞いてないのかもしれない。
でも展覧会そのもの、芝居そのものから受ける印象だけで取りあえず感じてみたかったので、敢えてそれ以上の文字情報を入れずにいます。

まだ文章になってないですが、つまりそれだけコチラも未消化なわけで。

どこかで「ねこび」「アート・アパート88」を企画するときの考えとカブりつつも、もう少しまとまらないまま寝かせておきます。
すんません。
by mcp_fukuoka | 2007-05-07 13:34 | art info/repo