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古謝美佐子ライブ@住吉能楽殿 2004/4/18

 チケットとステージ風景

古謝美佐子さんのライブに行ってきました。
(上記ステージ写真はもちろん、開始前の様子です。)
古謝さんはネーネーズで活動したこともある、沖縄出身の歌い手さんです。
彼女の歌を聴くととにかく涙がぽろぽろぽろぽろ。
夏川りみさんにも楽曲を提供しているそうです。

住吉能楽殿には初めて入りました。
昭和13年築だとか。
松の木の絵がなかなか迫力。

古謝さんもこの会場はとても気に入ってくれてたようですが
ひとつ気になったことが・・・。

ステージ正面に「皇風洽宇宙」という堂々とした書が掲げられており、
「弘毅書」とサインがありました。
これはたぶん、廣田弘毅、福岡出身の戦前の政治家さんによるもので
当時の日本のアジア進出を謳った言葉ではないかと・・・。

米軍基地に関するつらい思い出を語りつつ
明るく歌を歌い続ける古謝さんの
真正面にこの文字がある、というのは・・・。
ちょっと複雑な気持ちになりました。

それでも、ステージと観客との距離の近さや
歴史を感じさせる空間であることなどが
独特の一体感をもたらしたように思います。

コンサートは、
古謝さんとキーボードの佐原一哉さんの
軽妙な夫婦漫才的なMCをはさみつつ、
しみじみとした曲が多かったです。

このほか特別出演として、
安仁屋眞昭さん(第15代王府おもろ詠唱伝承者)による、
「おもろ草紙」の唱名みたいな歌も聴かせていただきました。
なんと福岡在住で某大学の数学の先生なのだそうですが
実は代々この古い歌歌を語り継いでいる家系なのだそうです。

てんこもりの内容で、なんと3時間!
スマップのコンサート並ではないですか!!

提供は沖縄料理の「がちまやぁ」さん。
薬院にあります。美味しいのです。
こんど行ったら、食い物系に記事書きます。
ライブも年に数回開催してあります。上記サイトに案内あり。
by mcp_fukuoka | 2004-04-19 17:42 | art info/repo