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mcp and 88 blog

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まちとアートプロジェクト:おすすめ本 for BOOKOKA

オハツ企画ブログから転載

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「福岡を本の街に」というテーマで毎年開催されているブックオカ。
http://www.bookuoka.com/
*2009年は10/18-11/17予定

今年の企画は、konya-galleryも絡むとかで、うちのお部屋(ART BASE 88)も何か出品するつもりです。
それだけではなくて、新刊本を会期中に実際にそこで販売することができるとか。
そのための推薦本リストを先週つくりました

twitterのフォローさんたちにも相談しました。
後半は そのリストになっています。
inuseeさん aoi_tsukiさん、ありがとうございました。

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宮本初音 推薦 2009.8.26ver
まちとアートプロジェクトをテーマに:
へこたれそうなときの心の支えになる本

1
「ゲーテとの対話」上/中/下
当時の施政者と藝術をめぐる攻防は現在の役人と現場とまったく変わりない部分あり。新人の台頭におびえるゲーテ像も
エッカーマン (著), 山下 肇 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/ゲーテとの対話-上-岩波文庫-赤-409-1/dp/400324091X/

2
「タルコフスキー日記 - 殉教録」※2も
めっちゃ落ち込む監督の言葉が、アートプロデュースなどしている人間の臓腑をえぐります。ほぼ救いなし
アンドレイ タルコフスキー (著), 鴻 英良 (翻訳), 佐々 洋子 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/タルコフスキー日記―殉教録-アンドレイ-タルコフスキー/dp/4873760437/

3
夏目漱石「漱石文明論集」
http://www.amazon.co.jp/漱石文明論集-岩波文庫-夏目-漱石/dp/4003111109/
講演記録をもとにした漱石の文明論、文芸論、芸術論が集まった宝のような一冊。有名な「現代日本の開化」「私の個人主義」のほか、おすすめは「中身と形式」「文芸と道徳」「教育と文芸」などなど。当時の画描きを痛烈に批判する箇所は今もじゅうぶん通じる。


4
岡本太郎 「今日の芸術」
芸術家の基本姿勢
http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AE%E8%8A%B8%E8%A1%93%E2%80%95%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%82%92%E5%89%B5%E9%80%A0%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%8B-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B2%A1%E6%9C%AC-%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4334727891

5
司馬遼太郎「街道をゆく」シリーズ
プロジェクトをやる土地の歴史を、教科書的ではない視点で伝えてくれる。
地元が出てくるのはこちら
http://www.amazon.co.jp/街道をゆく-11-肥前の諸街道-朝日文庫-遼太郎/dp/4022644567/
沖縄のは読み応えあり
http://www.amazon.co.jp/街道をゆく-沖縄・先島への道-朝日文庫-司馬-遼太郎/dp/4022644451/


6【古書】
能古島から (1977年) [古書]
高田 茂広 (著)
学校でならわない福岡の歴史。能古島が何を見てきたかを通して、土地の歴史や文化の何が後世に残り、何が隠蔽されてゆくのか想いをめぐらす。
http://www.amazon.co.jp/能古島から-1977年-高田-茂広/dp/B000J8D4UQ/




<twitterで募集>
「まちとアートプロジェクト」というテーマでのオススメ本

# inusee
1
アーツ・マネジメント概論 三訂版 (文化とまちづくり叢書)
http://3.ly/Qew

2
『アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ』吉本光宏:著
ニッセイ基礎研究所の吉本先生の本。読みやすかったです。
http://3.ly/QR8

3
『忘れられた日本人 (岩波文庫)』宮本常一:著
日本を代表する民族学者の著書です。日本の風土における風習、生活習慣などを記した名著。直接文化行政に関わりはありませんが。。。
http://3.ly/EwK

4
アーレントの『人間の条件』も入れたい。いつも中川先生が講演なさる時に引用される。。。
http://www.amazon.co.jp/人間の条件-ちくま学芸文庫-ハンナ-アレント/dp/4480081569/

# aoi_tsuki
1
「きむらとしろうじんじん」
※書籍検索で不詳
→人物検索は「あのひとSPYSEE」のコチラで
http://spysee.jp/%E3%81%8D%E3%82%80%E3%82%89%E3%81%A8%E3%81%97%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%98%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%93

2
ペーター ヒューブナー (著), 木下 勇 (翻訳)の「こどもたちが学校をつくる ドイツ発・未来の学校」を。子どもの参画における大人と共通言語としてのアート。
http://tinyurl.com/kvlgsv
by mcp_fukuoka | 2009-09-02 16:00 | 紺屋2023への道